宮城県芸術祭の開催【公益目的事業1】
当協会は、宮城県における芸術文化の支柱となり、その振興発展に寄与することを目的として「宮城県芸術祭」を開催することを機に設立されたことからも、本芸術祭は当協会の歴史そのものと言える最大の主要事業であります。
毎年、9月中旬ごろから11月中旬の3か月間にわたり、主に当協会に所属する各部門の会員による展示関係、演奏関係、文芸関係、茶会、巡回展の各事業を一般公開を通して、広く県民へ質の高い芸術文化に触れる機会として提供し、宮城県の特色ある文化の創造と発展に寄与しております。
現在では宮城県、仙台市、河北新報社、宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、公益財団法人宮城県文化振興財団との共催で開催しており、毎年、全事業述べ3万人ほどの来場者があり、芸術の秋恒例の行事として定着している事業でもあります。
芸術文化の振興に関する
事業種別 | 内容 | 事業名 |
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展示関係事業 | 仙台市内の展示施設を会場にして、各部による作品展を実施する。会員の資質の向上を図るため、華道展を除く各展示部門に芸術祭賞等の賞を設け、優れた作品を表彰している。また、絵画、彫刻、写真の3部門では一般を対象に公募展も実施している。 | ・絵画展・絵画公募展 ・彫刻展・彫刻公募展 ・工芸展 ・書道展 ・華道展 ・写真展・写真公募展 |
演奏関係事業 | 仙台市内の文化施設を会場にクラシック音楽、長唄の演奏会を開催する。 | ・音楽会 ・長唄演奏会 |
文芸関係事業 | 会員による詩、短歌、俳句、川柳、小説の各部門に賞を設け、作品を収録している「宮城県文芸年鑑」の発行。仙台市内の文化施設を会場とした文芸祭の実施。文芸作家ゆかりの地や文学碑、歌碑などを訪ねる文芸散歩の運営。3事業より文芸活動の活性化を目的として実施する。 | ・「宮城文芸年鑑」発行 |
茶会 | 仙台市内の茶室を会場として県民を対象にした茶会を開催する。当協会に所属する13流派が3日に期日に分けて開催している。毎年3日総計3,000人ほどの来客がある。 | ・茶会 |
巡回展事業 | 絵画、書道、工芸、写真の部門で県内市町村を会場とした巡回展。展示作品はその年の芸術祭受賞作品や開催地周辺の会員の作品とし、各地区自治体及び教育委員会と連携を図りながら開催している。 | ・絵画 |
展覧会、講演会、研究会、発表会などの主催又は後援【公益目的事業2】
当協会では、宮城県芸術祭以外にも芸術文化の振興と発展に寄与することを目的に、協会独自の主催、また、他団体との共催による事業を実施しております。会員の創作活動の発表などをとおし、より多くの県民に芸術文化に触れる機会を提供し、各分野における普及・啓発の活動を行います。また、教育施設に赴いての技術指導、コンクールの開催など、普及・啓発と同時に未来の芸術文化活動を支える後進の育成を目的とした活動を行っております。
事業種別 | 内容 | 事業名 |
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鑑賞機会提供事業 | 当協会の会員による絵画展や音楽会などを開催し、県民に数多くの優れた芸術作品や芸術性の高い音楽等を鑑賞する機会を提供することを目的として実施する。 | ・芸術祭受賞者美術展 |
伝統文化体験事業 | 茶道等の伝統文化の魅力をアピールし、より親しみをもってもらえるよう、その普及啓発の努めることを目的とした事業。本事業では、河北新報社との共催で、仙台市勾当台公園において茶会を開催しており、例年2日間で9,000人近くの来場がある。 | ・杜の都大茶会 |
人材育成事業 | 芸術文化各分野の人材育成を目的として、専門的知識や技能を普及する事業を展開することによりそれぞれの分野の裾野の拡大を図り、各分野の質的向上に資するために実施する。 | ・県民との美術交流 |
後援事業 | 当協会において「宮城県における芸術文化の振興発展に寄与する」展覧会や舞台発表等の事業に対して、審査の上、当協会の後援名義の使用を承認し、必要に応じて賞状や賞品を提供する。 | ※「河北美術展」、「河北書道展」、「河北工芸展」等、例年90件ほどの申請に対応。 |
国内及び国外との芸術文化の交流【公益目的事業3】
当協会は、歴史及び規模としても宮城県内において無二の団体であり、地域を代表する芸術総合文化団体の果たすべき役割として、国内及び国外の芸術文化団体との交流を行い、宮城県の芸術文化の情報の発信に努めております。
事業種別 | 内容 | 事業名 |
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東北・北海道芸術文化団体協議会交流事業 | 東北・北海道における総合芸術文化団体との相互交流を図ることを目的に年1回、7道県が持ち回りで幹事地区となり主に作品展の開催等の事業を行っている。作品展の会期には情報交換を目的とした各団体参加の協議も行う。 | ・東北・北海道交流作品展 |
仙台・大邱国際芸術 交流事業 | 当協会と韓国大邱広域市の韓国芸術文化団体連合会大邱広域市連合会との間で平成7年から実施している。相互の芸術活動の発展と、海外の優れた作品・演奏等の鑑賞機会を提供する。隔年で会場を仙台と大邱それぞれで開催している。 | ・仙台・大邱国際芸術交流展 |
その他
当協会では、協会の目的実現に向けて、会員及び県民にむけた研修事業、協会の活動を広く紹介する機関誌の作成などを行っております。また、2011年3月11日に起こった東日本大震災に対しても発災直後より支援活動を継続して行っております。
事業種別 | 内容 | 事業名 |
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各種研修 | 主として当協会の会員に研修の機会を提供し、資質の向上と創作・発表活動の活性化に資するために実施する事業として、広く県民にも参加の機会を提供する。 | ・記念講演会 |
各種発行 | 当協会の活動状況等を発信するとともに、会員同士の情報交換を図ることを目的とした機関誌「はなやま」の発行。会員同士の連絡・交流に資する名簿を隔年で発行。 | ・機関誌「はなやま」発行 |
東日本大震災復興 支援事業 | 各部門の企画・運営による復興支援事業 | ・【書道部】被災地区校名板・校歌額寄贈事業 |